ゆりの冒険・第1章
福田の文壇デビュー作。
何か書いてって言ったら、30分で書いてくれた壮大な昔話。
作者の考える「人生」を、多くの謎と男女の情事を描く事により情緒豊かに表現した傑作。
はじめに
この度は、このような浅知な私にペンをとるようすすめていただいた
関係者の方々に感謝するとともに、文章をかくにあたって
手助けを おしみなくしてくれた家族にかんしゃしたいと思います。
一、
昔、むかーし あるところに、山におじいさんとおばあさんがなかむつまじくすんでいました。
おじいさんの名前は「ひでじ」、おばあさんの名前は「キクエ」といいました。
2人は互いに「ひでじいさんやぁ」 「なんだいキクエ〜」などと呼び合っていました。
ざんねんなことに、二人の間には子供がいませんでした。特に二人の体が子供ができない体質で
あったわけではありません。
二人は子供がほしくて、ほしくてたまりませんでした。そして ある冬の寒い夜、「ひでじ」は
夕はんにたべた山いもがヒットしたせいか、約30年ぶりに妻である キクエのふとんの中に
入っていきました。
キクエは最初おどろき そして すこし抵抗しましたが、
ひでじがキクエの手を自分の大事なところにあてがい、
キクエは その夫のいきりタったモノが30年前となんらおとろえていないことを確認して、
そして夫をうけいれていきました。
・・・・・・
キクエとひでじの熱い30年ぶりの情事から10ヶ月たって、
キクエとひでじには、女の子が一人さずかりました。
二人はこの娘を「ゆり」となづけ たいそうかわいがったそうだ。
「ゆり」が年のころ 十にもみたないとき ひでじとキクエは死にました。
ある朝、ゆりが早起きして、二人をおこしにいくと、二人はすでに冷たくねむっていたそうです。
しかし、二人の顔はとてもやすらかだったそうです。
二人のやすらかな死に顔に ひとつぶずつ涙をおとした後、ゆりは家を出ました。
<原文ままです>
ずっと続きが気になっていた私を含めたファンの為に、続きの執筆を依頼したところ、
「アレで終わりよ。」との作者からの返事が返ってきました。
というわけで、ゆりの冒険は第1章にて完結です。